レザープレス機比較

刃型(抜き型)を使う方法いろいろ

自分の作品を量産することを考えた場合、刃型を使ってみたいと思う人もいるでしょう。

刃型を使うにはどのような方法があるかというと、主に次の3パターンだと思います。

手打ちで刃型を使う

刃型を柄付きの金属板で押さえて、ハンマーで打ち抜く方法です。

手打ち
  • 費用:必要な工具は3千円程度で揃う
  • 静音:ハンマーで叩く際、大きな音が出る
  • 効率:1枚ずつ手作業になる

プレス機で刃型を使う

革の上に刃型を置き、垂直にプレスする機械を使い裁断する方法です。

プレス機
  • 費用:2万円~23万円程度
  • 静音:革を抜く際サクッという程度で優れている
  • 効率:裁断専用機は性能を裁断に特化している分プレス部分が大きく、効率が良い。複数の性能を持つハンドプレスは汎用性が高いが、裁断の効率は裁断専用機より劣る。

業者に委託する

革と刃型を業者に送って抜き作業を委託する方法です。

業者に委託
  • 費用:裁断1枚当たりにかかる(数十円/枚程度)。また、往復送料がかかる
  • 静音:なし
  • 効率:数量と納期による。急いでいる場合、すぐにその場でできない。

 

刃型が使えるプレス機比較

個人のご家庭で音が出る作業はなかなかハードルが高いですよね。

自分で刃型を使う方法を考えれば、静音性に優れたプレス機を使いたいと思うでしょう。

ここでは家庭で使うことを考えた手動テコ式のプレス機を4種を比較してみました。

電源も必要ありませんし、夜しか作業できない人にも向いているのではないでしょうか。

ちなみに私は4つ目のハンドプレス+円盤駒を使用しています。

 

プレス機4種比較

ハンドカッティングプレス

お金に余裕があって刃型を使って量産するならハンドカッティングプレスが一番おすすめです。手動式の中でも圧倒的なプレス能力です。

価格 重量 プレス能力
約23万円 52kg(据え付け状態になる) 最大5トン
製造国 適した刃型の大きさ その他
オーストラリア製 小型から大型まで量産向き 裁断専用プレス機

ロータリーカムハンドプレス RP-2000

作業スペースや重量などを考えるとハンドカッティングプレスは厳しいという場合は、卓上で使用できるロータリーカムハンドプレス RP-2000がおすすめです。

価格 重量 プレス能力
約16万円 20kg(持ち運び可) 最大2トン
製造国 適した刃型の大きさ その他
日本製 小型から大型まで量産向き 裁断専用プレス機

ハンドプレス機 ALL-2000 + 抜き型用アタッチメント

裁断以外に菱目打ちや金具打ちなどの多様な用途にも使える汎用性の高いものが欲しいという人には、ハンドプレス機 ALL-2000がおすすめです。付属のアタッチメントや市販のハンドプレス用駒を使用することで、菱目打ちやホック、ハトメや刻印等色々な用途に使用でき、汎用性が高いプレスです。ALL-2000で刃型を使うには別売りの抜き型用アタッチメントが必要です。
抜き型用アタッチメント(ALL-2000)

価格 重量 プレス能力
(両方で)約11万円 10kg(移動可能) 最大2トン
製造国 適した刃型の大きさ その他
日本製 小型~中型向き 裁断専用ではないが、汎用性が高い

協進エル ハンドプレス機 小 + 円盤駒

圧倒的なコストパフォーマンスで、市販のハンドプレス用駒が使えるので、カシメやホック、ハトメ等汎用性の高いハンドプレスです。円盤駒はフェニックスさんで販売されています。刻印にも使用できます。使い方は円盤駒を販売されているフェニックスさんのブログに詳しく説明されています。

価格 重量 プレス能力
(両方で)約2万円 記載なし(持ち運べる重さ) 記載なし
製造国 適した刃型の大きさ その他
日本製 小型~中型向き 裁断は本来の使用方法ではないが円盤駒との併用で問題なく使える
汎用性が高い

 

まとめ

いかがでしたか?

個人的にも刃型を使うのはハードルが高いと思っていましたが、静音性を守りながらもハンドプレスのように気軽に使える方法もあります。

ぜひ新しいものに挑戦し、素敵な作品作りに活かせていただければ嬉しいです。