刃型の発注はどうやってするの?
レザークラフトをやっていると、同じアイテムを複数作る場合
「1つ1つ手でカットするのは効率悪い」
「もっと簡単に早くできないかな」
と思ってきちゃいますよね。
そこで刃型(抜き型)を考える訳ですが、いざ発注しようと思っても、個人の人は一体どうやって発注したらいいんだろうと首を傾げてしまうことでしょう。
実際に私がやった方法をお伝えしますので、ご参考までに。
刃型の発注先を探す
私もまずどこへ発注したらいいんだか分からないので、ネットで「抜き型 革」と検索してみたところ、一番上に表示されたのが「抜き型本舗」さんでした。
他にもいくつか製作してもらえそうなお店は見つかったのですが、こちらはホームページも分かりやすく見やすいし、抜く手順なども詳しく紹介されていたので、一個人の私にもオープンな印象を受けました。
個人の作家さんの導入事例もたくさん紹介されていて、いかにも業者さん向けな感じではないところが安心感を持てました。
そして、ネックに思っていた見積りの方法が、見積もりフォームから直接図面を3つまでアップロードできるので、1からメールで文章を書く必要もなく簡単だったことがポイントでした。
それでもまだ発注をためらっていたところ、抜き型本舗さんへ発注した方のブログを発見しました。
実際の図面や価格も紹介されていたので、納得して抜き型本舗さんに発注することを決めました。
- ホームページが分かりやすい
- 導入事例が多数ある
- 見積りが簡単(簡単お見積もりフォームで大体の価格目安も分かる)
- 実際に利用した方のブログが好印象
抜き型本舗さんへ見積り依頼
今回小さめの刃型を3つ作りたかったので、見積もりフォームから3つの図面をアップしました。
その内の1つがこちらです。
図面はPDFかJPEGである必要があり、型の縦横の寸法を記載しておけば、原寸大でなくても大丈夫です。
私が依頼したものはサイズが小さいので、拡大した図面に寸法を記載しました。
そして待つこと3日...
メールで見積もりの返信が来ました。
上の図面より少し複雑なものが2,000円、あとの上の図面も含め2つが各1,400円というお値段でした。
思ったより安くありませんか?
送料合わせてもオーダー刃型が3つで5,000円です。
自分のオリジナルがこんなに安くでできるんだと嬉しくなりました。
オリジナル刃型の完成!
見積もりをいただいてから代金を振込み、刃型の到着を待っている間ワクワクしていました。
納期は1週間の予定でしたが、混んでいるのか10日程かかりました。
そしてついに封筒に入った刃型がポストに届きました。
オリジナル刃型がやってきた
封筒を開けると注文した3つの刃型と納品書が入っていました。
小さいながらもしっかりした造りで、持ってみると重量感があります。
大きさも形も図面通り正確で、微妙なカーブもちゃんと表現できています。
それをこんな価格で作れちゃうなんて、日本の職人さんはすごいですね!
気になる使い心地は?
刃型を使うのは初めてで、以前購入したハンドプレスと円盤駒で使ってみようと思っていました。
ワクワクしながらハンドプレスに円盤駒をセットし、ゴム板に革とできたてホヤホヤの刃型を乗せてムギュっと柄を下ろします。
。。。、抜けない。。。
形はついているけど抜けていない状態です。
何で!?フェニックスさんのブログでは簡単そうに抜いていたのに!
焦りました。
原因を考えたところ、力がうまく伝わっていないのではないかという疑念を抱きました。
実は作業をしている部屋が絨毯敷きなんですが、その上にハンドプレスを置き、刃型で抜こうとしていたんです。
下の絨毯がクッションになってしまい、力が逃げてしまっていたんですね。
固い床の上に場所を移動してもう一度!
ハンドプレスの柄を握った手にサクッと抜ける感覚があり、無事抜けました。
待ちに待った刃型が使えて安堵しました。
フェニックスさんの円盤駒の紹介ページでも、刃型を使う場合は「机の足の真上部分か地面の上など力が逃げない場所で」とちゃんと書いてありました。
道具を使う時はちゃんと説明書を読みましょう。
ただこの使い方で沢山の型を抜くには限度があると思いますので、小さい型を少量抜きたい人向けかなと思います。
オリジナル刃型の作り方まとめ
いかがでしたでしょうか?
どうやって作るのか、いくらかかるのか、疑問だらけだった刃型の発注も、実際にやってみれば意外と簡単でリーズナブルです。
そして新たな作品を作る助けになります。
これからオリジナル刃型を作りたいと思っている人の参考になればと思っています。